ステッカー1枚900万円…iBUYPOWERとtitanが高いワケ

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CSのステッカーは非常にユニークなシステムです。プロ選手や、コミュニティが作成したステッカーがあり、個性を出すアイテムとして欠かせないアイテムです。

今回はステッカーの中でも非常に高価なiBUYPOWERとtitanのステッカーを紹介します。

まずこの2つのステッカーは、CS:GO史上2回目の開催となったメジャー大会を記念して期間限定で買うことのできるカプセルを開けて手に入れることが出来ました。

当時は今ほどCSの人口は多くなく、ステッカー自体もそれほど人気がなく、相対的にステッカーはあまり出回りませんでした。

また、Katowice 2014のステッカーは、他の大会のステッカーよりもチームロゴが大きく、デザインもシンプルだったということもあり、CS:GOの人口が増えるに連れて需要が上がりました。

まずiBUYPOWERについて説明します。

iBUYPOWERは、2013年から2015年までCS:GOにて活動していたアメリカのプロチームです。当時のメンバーはNA(北アメリカ)のベストチームとして広く知られており、CS:GO初のプロチームのうちの一つとされています。

このチームはパソコンショップであるiBUYPOWERによって運営されていました。

そんなiBUYPOWERですが、八百長をしてしまいます。

事の発端は2014年8月20日に北米チームのiBUYPOWERとNetcodeGuidesがCEVO Professional League Season 5で行った試合。勝利が確実とされていたiBPが4-16と惨敗しました。

試合内容では、iBUYPOWERの選手がナイフキルを試みたり、意図を理解できないピークや、故意に見えるエイムをしています。

そして、直後に八百長を示唆する証拠が浮上しましたが、最初は噂として片付けられました。

しかし、2015年1月16日にEsportsジャーナリストであるRichard Lewisによって八百長を示唆する記事が公開されると、iBUYPOWERの複数のメンバーが故意に試合に負けたことを示す様々な証拠がリークされました。

 

2015年1月26日、Valveはこの事件についてのコメントである「Integrity and Fair Play」を発表し、iBUYPOWERの4人のプレイヤーと八百長の首謀者に対しての公式大会出場禁止処分を発表しました。

さらに2016年1月5日に「A Follow Up to Integrity and Fair Play」で、これらの処分が永久であることを明確にしました。

これにより、iBUYPOWERはValve公式大会に出場することは出来なくなったことにより、iBUYPOWERのステッカーの配給は止まることから、iBUYPOWERのステッカーの価格は高騰しました。

ちなみにiBUYPOWERのメンバーのうち、DaZeD、swag、AZK、steelは処分の対象になり、Skadoodleは八百長による報酬の受け取りを拒否したため処分を受けませんでした。

Skadoodleはその後Cloud9に加入し、2018年にValve主催のメジャー大会であるELEAGUE Boston 2018にて優勝を経験しました。

Titan eSportsは、2013年9月に設立されたチームです。当時、フランスの強豪であったVeryGamesが運営困難になると、メンバーだったEx6TenZ、NBK、SmithZz、shox、ScreaMはTitanに加入しました。

その加入してから 3 週間も経たないうちに、チームは ESEA Season 15 Global Finalで準優勝、翌月DreamHack Invitational Iでは優勝しました。

その後、”French Shffle”と呼ばれるフランスのプロチーム間での活発な移籍により、KQLY, apEX, ManiacがTitanと契約しました。

そして事件は起こります。2014年11月21日、KQLYがVAC(Valveのアンチチートシステム) からBANされ、KQLY自身もチートを使用したことを認めました。

その結果、KQLYは即座にラインナップから外され、RpKが再加入しましたが、ブランドイメージが傷付いたtitanは経営難になり、2016年に解散しました。

このような経緯から、titanステッカーは高額になりました。ScreaMやKennySといったタレントが所属経験のあるチームだということも相まって人気のステッカーになりました。

 

ステッカーに合うスキン

いかがだったでしょうか?高価な理由が古いステッカーだからというだけではなく、八百長とチートという不名誉な事情があったこのステッカー。

iBUYPOWERが赤、titanが青という色合いも綺麗で、かっこいいステッカーではあります。

ここではこれらのステッカーを使ったオシャレなスキンの一例をご紹介します。

AK-47 Red line with iBUYPOWER 2014 holo

AK-47 case hardened (pattern 661) with Titan holo 2014

 

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